格安SIMへの乗り換え方法【新社会人がスマホ代を月3,000円に下げた手順】

家計管理

スマホを契約するとき、親が使っていたキャリアをそのまま引き継いだ人は多いのではないでしょうか。就職を機にはじめて自分で支払いを意識して、「月8,000円以上かかっている」と気づくケースも珍しくありません。

「でも格安SIMにすると品質が落ちそう」「手続きが難しそう」という不安もあると思います。この記事ではその不安を一つひとつ解消しながら、乗り換えの手順を全部解説します。

この記事を読むとわかること

  • 格安SIMに変えると実際いくら安くなるか
  • 「品質が落ちる」は本当かどうか
  • 乗り換えの具体的な手順(MNP〜開通まで)
  • 筆者が楽天モバイルを選んだ理由

格安SIMに乗り換えるといくら安くなる?

大手キャリアと格安SIMの料金比較

大手キャリア(docomo・au・SoftBank)の標準プランは、データ量によりますが月7,000〜10,000円程度かかります。格安SIMに変えると同じデータ量でも月1,000〜3,000円台になるケースがほとんどです。

キャリア月額の目安データ量
docomo(標準)7,315円〜無制限
au(標準)7,238円〜無制限
SoftBank(標準)7,238円〜無制限
楽天モバイル1,078円〜3,278円3GB〜無制限
ahamo(docomo系)2,970円20GB
povo(au系)0円〜2,728円トッピング制
LINEMO(SoftBank系)990円〜2,728円3GB〜無制限
日本通信SIM290円〜1GB〜
mineo250円〜1GB〜
HISモバイル290円〜100MB〜

年間にすると差額は6万円!

月8,000円のキャリアから月3,000円の格安SIMに変えると、差額は月5,000円。年間で60,000円の節約になります。3年続ければ18万円。これを投資に回すかどうかで、将来の資産形成に大きな差が出ます。

「品質が落ちる」は本当か?回線の仕組みを解説

格安SIMはdocomo・au・SoftBankの電波塔を使っている

格安SIMには大きく2種類あります。

① サブブランド・大手系プラン(ahamo・povo・LINEMO):それぞれdocomo・au・SoftBankの回線をそのまま使うプランです。エリアも速度も大手と実質同じです。

② MVNO(mineo・日本通信SIM・HISモバイルなど):大手キャリアの電波塔を「借りて」運営しています。エリアはほぼ同じですが、回線を共有しているため混雑する時間帯(昼12時前後など)に速度が落ちる場合があります。

楽天モバイルだけは独自回線——都市部は問題なし、地方は注意

楽天モバイルは自社で回線を整備している独立系キャリアです。都市部・主要エリアでは問題なく使えますが、地方や山間部・建物の地下などは繋がりにくいエリアが残っています。契約前に自分の生活圏のエリアマップを確認しておくと安心です。

サポートはオンライン完結で問題ない

「店舗がなくて困りそう」と思う方もいるかもしれませんが、格安SIMの手続きはほぼすべてオンラインで完結します。チャットサポートや電話サポートも用意されており、使い始めればとくに困ることはありません。

乗り換え前に確認すること3つ

① 今の契約の縛り・解約金を確認する

大手キャリアでは契約更新月以外に解約すると違約金(1,000円〜10,000円程度)がかかる場合があります。マイページや電話で確認しておきましょう。近年は違約金を廃止しているキャリアも増えています。

② SIMロック解除が必要か確認する

2021年10月以降に購入したスマホはSIMロックがかかっていないため手続き不要です。それ以前の機種を使っている場合は、現在のキャリアにSIMロック解除を申請する必要があります(オンラインで無料でできます)。

③ MNP予約番号を取得する

電話番号をそのまま引き継ぐには「MNP(番号ポータビリティ)」の手続きが必要です。現在のキャリアのマイページまたは電話で「MNP予約番号」を発行してもらいます。有効期限は15日間です。

格安SIMの選び方

主要格安SIMの比較

サービス月額の目安回線特徴
楽天モバイル1,078円〜3,278円独自回線楽天経済圏と相性◎、無制限あり
ahamo2,970円docomo大手の安定感、20GB
povo0円〜2,728円au基本料0円、使う分だけトッピング
LINEMO990円〜2,728円SoftBankLINEのデータ消費なし
日本通信SIM290円〜docomo少量利用に最適、とにかく安い
mineo250円〜docomo/au/SoftBank3キャリア対応、パケット融通可能
HISモバイル290円〜docomo/au超低容量プランあり

筆者が楽天モバイルを選んだ理由

私が選んだのは楽天モバイルです。理由はシンプルで、楽天カード・楽天銀行をすでに使っており、楽天経済圏でまとめるとポイント還元率が上がるからです。

データ使用量が少ない月は1,078円、動画をよく見る月でも3,278円が上限。それ以上高くなることがない料金体系もわかりやすくて気に入っています。生活圏が都市部であればエリアの不安もほとんどありません。

乗り換えの手順(ステップバイステップ)

STEP1:MNP予約番号を取得する

現在のキャリアのマイページにログインし、「MNP予約番号の発行」から番号を取得します。docomo・au・SoftBankはいずれもオンラインで手続き可能です。番号の有効期限(15日間)に注意してください。

STEP2:新しいSIMを申し込む

乗り換え先のサービスの公式サイトから申し込みます。MNP予約番号・本人確認書類(免許証など)・クレジットカードが必要です。eSIM対応の機種なら最短当日に開通できます。

STEP3:SIMが届いたら開通手続き

物理SIMの場合は郵送で届きます(2〜5日程度)。届いたら申し込みサイトの案内に従って開通手続きを行います。開通のタイミングで元のキャリアは自動的に解約されます。

STEP4:APN設定をする

MVNOの物理SIMに切り替えた場合、スマホのネットワーク設定(APN設定)が必要な場合があります。各社の公式サイトに手順が掲載されているので、それに従って設定します。楽天モバイルのeSIMはアプリから設定できるので比較的簡単です。

よくあるトラブルと対処法

  • 電話が繋がらない:APN設定が完了していないか、再起動が必要な場合が多いです
  • MNP予約番号の期限切れ:再発行が必要です。手続きをなるべく早く進めましょう
  • データ通信が遅い:MVNOは昼12時前後に混雑します。時間帯を変えると改善することがあります

乗り換えてよかった点・気をつける点

実際に乗り換えてみた感想

楽天モバイルに乗り換えてから、通話・データ通信ともに普段の生活で不便を感じたことはありません。手続きも思っていたよりずっと簡単で、申し込みから開通まで1時間もかかりませんでした。毎月のスマホ代が大きく下がったのは、固定費削減の中で一番実感しやすい変化でした。

さらに大きかったのが、データ無制限プランのテザリング機能を使うことで、自宅のWi-Fi契約が不要になったことです。動画を見たり、PCで作業したりする程度なら、楽天モバイルのテザリングで十分まかなえます。自宅Wi-Fiの月額料金(3,000〜5,000円前後)も丸ごと削減できたので、スマホ代の節約と合わせるとインパクトはかなり大きいです。

気をつける点

  • 楽天モバイルは地方・地下・山間部でつながりにくいエリアがある
  • MVNOは昼の混雑時間帯に速度が落ちることがある
  • キャリアメール(@docomo.ne.jp など)は解約で使えなくなる。Gmailに移行しておこう

まとめ

格安SIMへの乗り換えは、固定費削減の中でもっとも手軽で効果が大きい方法のひとつです。「品質が落ちる」という不安は、仕組みを知れば解消できます。

手順をまとめると:MNP予約番号を取得 → 申し込み → 開通手続き → APN設定、これだけです。慣れれば1〜2時間で完結します。

節約できた分は貯蓄や投資に回しましょう。毎月の小さな差が、数年後に大きな差になります。

この記事が参考になれば嬉しいです。

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